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「スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃」”STARWARS Episode II Attack of the Clones”(2002)

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映画レビュー
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「スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃」(2002)

  • 監督:ジョージ・ルーカス
  • 脚本:ジョージ・ルーカス
  • 製作:ジョージ・ルーカス、リック・マッカラム
  • 製作総指揮:ジョージ・ルーカス
  • 音楽:ジョン・ウィリアムズ
  • 撮影:デヴィッド・タッターサル
  • 編集:ベン・バート
  • 出演:ヘイデン・クリステンセン、ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン、イアン・マクダーミド、クリストファー・リー 他

前作から引き続いて、創造主たるルーカスが監督した、スター・ウォーズ新3部作の2作目。前作の映画史に残る大事故は、事故ではなかった・・・

色々な意味で1作目は反響があったんですが、その3年後にこちらの2作目を公開。当時はニュースでこれでもかと取り上げられ、ボトルキャップキャンペーンやらグッズ、レゴも集めた思い出があります。劇場に観に行って、子供ながら退屈さを確認。盛り上がりつつもなんだか・・・と思った記憶も。

普通に観てても長くて中身が少ない感覚、そしてヘイデンが・・・あれ?このアナキンってCG?

遠い昔、はるか彼方の銀河系で・・・

依然として共和国の腐敗は進み、元ジェダイの騎士で現在は分離主義者と協力するドゥークー伯爵の台頭もあり、共和国は軍保有の選択を迫られていた。

その投票のために首都コルサントを訪れるパドメだったが、彼女の船が爆破テロの標的となる。本人は無事であったが、すぐに別の刺客が暗殺を謀り、オビ=ワンとその弟子となったアナキンに助けられる。

パドメは身の安全のため、アナキンを護衛として連れ惑星ナブーへ隠れる。そこで二人は禁じられた愛に芽生えていくことに。

一方で刺客の残した手がかりから、オビ=ワンは惑星カミーノへ赴き、そこで大量のクローン兵士製造計画を知る。大きな影、暗黒面の闇が広がってきていた。

悪夢再び!確かにコルサントでの追走劇はあれど、やはりお話が長すぎる!ユーモアもなく色々と読みこんだオタクにしか分からない設定満載の思わせワードばかりで意味不明。サイフォディアス?誰だそれ?ジャンゴ・フェット出したなら、わざわざザム出すことなくね?てかジャンゴもコルサントに来てるわけだし・・・

とにかくグリーンバックで作られたやたらツルッと綺麗な背景で、人物たちがおしゃべりおしゃべり。表情豊かでもなく、人物描写も感じられない政治話が続いて、はたして誰が楽しいと思うんでしょう?

わかりましたよ。やはり新3部は映画化しても面白くない話なんだと。もともと堕落政治劇というか、冒険活劇のプロットじゃないんです。旧3部のために必要でもないし、ジャンルが違うんですね・・・

まぁ良い点はあります。CG技術の向上によるバトル。もちろん生身感がないという批判も出ますが。それとジャー・ジャーの出番が減った。あとは、分岐が少なくなった。それから・・・ミディクロリアンが消えた!

でも将来ベイダーになる、若きアナキンが観れるんでしょ?ええ、いや・・・まぁ。ん?

おい、待つんだ。ひょっとしてこのアナキンってのもCGキャラかな?そうだろう。だって人間がやってるにしちゃ感情がないもの。ナタリーもCG相手で大変だな~。

はい、すいません。ヘイデン。どうしたの彼?ちょっと闇抱えている感が良いと監督は言いますが、どっちかというとストーk・・・

演技もアレなんですが、演出もひどいものです。野原でキャッキャウフフって、いくらなんでも恋愛描写としてどうよ?しかもこの男はベイダーになるんだろ?そしてこれは銀河系を揺るがす愛なんですよね。もう、「カサブランカ」並みに壮大でも良いはずです。

ここ含め、冗長。

さて後半になれば、今回は2つにしか分岐しなかったお話もひとつに合流。コロシアムでの戦闘がはじまります。

モンスターはランコアやワンパに比べて今一つ、ジェダイも否定していましたがただの剣持った兵士です。そしてコロシアムでのC-3POクソつまらない・・・

さんざんやって今度はクローンが助けてくれる!しかしですね、完全に使い捨ての大量生産クローンと、完全に使い捨ての大量生産ドロイドが戦っていても、なんも感じませんよ。どっちも中身がない。この映画全体のCGってのは、視覚効果というか張りぼてです。

そしてついにはヨーダまでもがCGに。アクロバティックな動きで観客が驚いていましたが、どうだろうか。ハチャメチャに動き回るのがフォースの強さとは思えないですよね。まぁクリストファー・リーが観れて嬉しい、それがエピソード2ってものですね。

結果的にまた失敗作です。やはり456観ておけばそれでスターウォーズは良いんです。

セーバー戦とか、ドッグファイトとか、CGなの我慢すればたしかにカッコいいです。しかしそれまでどんだけお話を聞いて待っていればいいんでしょう?いっそのことアクションは抑えて、落ち着いて緊張感のある政治スリラーにしていいんじゃないでしょうか?まぁそれだとスターウォーズである必要が無くなりますが。

エピソード1で思った、「このエピソードなくてもいいんじゃないか?」にしっかりYESと答えてくれた。プリクエルとして成立上必要でないですし、大きな冒険ものやアクション映画に向いていない題材です。観ても良いが、ヘイデンという安っぽいCGに耐えられるなら。

そんな感じで新3部は大丈夫なのかと思わされた2作目でした。今度3をやればとりあえずひと段落。それでは、また。

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