「ブルーダイヤモンド」(2018)
- 監督:マシュー・ロス
- 脚本:スコット・B・スミス
- 製作:スティーブン・ハーメル、キアヌ・リーブス、ガブリエラ・バハー、ブレイデン・アフターグッド、デイヴ・ハンセン
- 音楽:ダニー・ベンジー、ソーンダー・ジュリアーンズ
- 撮影:エリック・コレツ
- 編集:ルイーズ・フォード
- 出演:キアヌ・リーブス、アナ・ウラル、パシャ・D・リチニコフ 他
「マトリックス」、「ジョン・ウィック」シリーズのキアヌ・リーブスが、ロシアンマフィアを相手に宝石取引へ乗り出すクライムスリラー。
監督は「フランク&ローラ 魔性のレシピ」のマシュー・ロス。
正直監督作は観たこともなく、キアヌ観たさに観賞してきました。
観たのがファーストデイということもあってか、それなりにお客さんは入っていました。
青いダイヤ”ブルーダイアモンド”を扱う宝石商ルーカス。
彼はロシアンマフィアとの取引のためにロシアへと飛ぶが、ダイアモンドを用意するはずの相棒が消息を絶ってしまう。
なんとか2日の猶予を取り付けたルーカスは、相棒が向かったという街へ足を運ぶ。
そこでルーカスはある女性と出会う。
あらすじを書いていても、正直何の話だったか不明瞭になります。
さすがに脚本が酷すぎるのではないかと。
実際の上映時間自体は1時間40分ちょっとと長くは無いのですが、進まない話とブレたプロットのせいで冗長になり退屈すぎました。
しかし脚本を担当するのはスコット・B・スミス。あの「シンプルプラン」の人ですよ。
「レプリカズ」や「フェイク・クライム」でキアヌと組んだ脚本家ステファン・ハメイルも一緒に執筆ということですが、お話ってやはり大事だなと改めて思わされる作品でした。
何しろ話が進みません。
舞台設定としてはマフィアに消されるその期限が来る前に、消えた相棒を探す必要があるんです。
でもそのスリラーを放り出してのんきに一杯やって熊狩り行って。
いったい何に惹かれあってるのか分からないロマンスが展開し、とりあえずセックスシーンが繰り返し挿入され。
その間ちっとも宝石取引のことは進まず、進み始める頃には映画も終盤になり、そこにきて田舎町でのことが生きてくるかと言えばそういうわけでもなく。
キアヌがしっかりロシア語を使うのもあまり重要な意味もなく、そのわりに”実は言葉がわかる”が2回描かれます。
人物も増えますが描写不足で興味もわかず。
スリリングな展開やアクションも全然無いですし、ただただゆっくりと長いだけで、進行しない、時間が止まったような上映時間。
結局どこへ連れていきたいのか、何を描きたいのか。
キアヌが時たまジョン・ウィックっぽくみえたり、装填の動きがよかったり。
あとはダニー・ベンジーとソーンダー・ジュリアーンズの音楽が若干古風でクールかなと思うくらい。
久しぶりに呆れた作品というか。あまりオススメのできない作品でした。
強く言うと、よく日本での配給決まったなと思ってしまうくらいです。
今回はあまり書くこととか、考えることがありませんでした。
感想としてはこのくらいです。どうしても観たい方以外にはおすすめできません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
それではまた。
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