「トランスフォーマー リベンジ」(2009)
- 監督:マイケル・ベイ
- 脚本:アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー、アーレン・クルーガー
- 製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ、マイケル・ベイ、ブライアン・ゴールドナー、マーク・バーラディアン
- 製作:ドン・マーフィ、トム・デサント、ロレンツォ・ディボナベンチュラ、イアン・ブライス
- 撮影:ベン・セレシン
- 編集:ロジャー・バートン、ポール・ルベル、ジョエル・ネグロン、トーマス・マルドゥーン
- 美術:ナイジェル・フェルプス
- 音楽:スティーブ・ジャブロンスキー
- 出演:シャイア・ラブーフ、ミーガン・フォックス、ジョン・タトゥーロ 他
1作目から映像以外何もないと言われた映画が、映像だけさらに派手になって帰ってきました。
キャストは引き継ぎ、トランスフォーマーたちには新たな仲間と敵が増えました。
色々不名誉な賞を取り話題の今作ですが、特にひどい脚本は脚本家教会でのストライキの影響があるとか。それでもどうなんだろう・・・
ちなみに今作、監督、キャスト自身がのちにクソ映画と認める出来です笑
前作の戦いから2年。残ったオートボットたちは軍と協力しディセプティコンの残党を倒していた。だがある任務で敵が言った「フォールン様がよみがえる。」に嫌な予感を覚えたオプティマスたち。
一方サムは大学へ進学することになり、新たな生活を始めようとしていた。しかし偶然前の戦いで残ったオールスパークの欠片に触れたことで、謎の文字や知識が頭に湧いてくるように。
はたしてこれは何のメッセージなのか、そしてフォールンとは?人類を巻き込む新たな戦いが始まろうとしていた。
今回は個人的に一番クソだと思いつつ、シリーズ中一番好きな作品になってます。
好きなのはくだらなさと、色彩ですかね。全編で場所や時間が変わるので色が多くて良い。昼夜、街、森、砂漠、海など舞台が変わるので見た目には良いですね。
実際やることは1と変わらず、サムがキョドってミカエラがセクシーでシモンズがギャグかましてオートボットと軍がディセプティコンを叩きのめす。ホントこれだけです笑
こちらメガトロンと黒幕フォールンさん。管理人はこのリベンジのメガ様が一番好きです。デザインがとにかくカッコいいんです。
フォールンはね。大物感も中途半端でちょっと出てすぐ退場でしたね。 もっと暗躍しても良かったのに・・・
このほか双子のツインズ、コルベットのイケメンサイドスワイプ、小さなウィーリーや爺さんジェットファイア、そして空気のジョルトなど新登場ですが出番が偏りすぎてTFに詳しくない人はわけわからないでしょう。
ディセプティコンはもうただの敵です。メガトロン、スタースクリーム、フォールン。それ以外は出てくるけどとくに印象はありません。
もう少し両サイドの個性を出してくれるといいんですがね・・・
今作一番のお気に入りである森林バトル。森でロボットが戦うのは結構映えるもんです。
しかしメガトロンの弱体っぷりとオプティマスの暴虐っぷりと、いきなり見たらなにこれ?ってなりますね。IMAXではここの戦いが少し長くなっていましたが、まぁダレるのでカットで良かったでしょう。
しかしまあベイの残虐描写は悪趣味ですね。ロボットじゃなかったらこれR18指定じゃすまないかもしれません。
舞台が移っていくのもあまりに論理性が崩壊していて、ご都合を超えた展開で何も言う気がおこりません。砂漠に行ってからも長く、戦闘が始まってもどこでどっちが何をしているのか把握しづらく、ゴールがあまり見えにくかったです。
せっかくの大量トランスフォーマー登場でも、活躍はバンブルビーとオプティマスメイン。敵に至ってはなんかシルバーで変形もしないやつが多くでてきて良くわかりません。
もちろん巨大合体のデバステーターは迫力ありましたが、強さも良くわからずしかもあっさり倒されてどうでもよくなります。
とにかく爆発が多く、カオスな戦闘でした。
初めから最後までここまで無理やりな映画も珍しいと思います。
派手でカオスな映像好き、TF好きは観るべきですが、映画に何かを学ぼうと期待してみる方はただ時間の無駄なのでやめましょう。
そうはいっても私個人としては色合いが好きな実写TF映画です。
ファストフード映画ということを認識して、すごく暇な時に観るのがいいでしょう。
そんなわけで今回はおしまいです。
あと残るは1作目ですね。すごくはないですがマシな1。そのうちレビューします。
それではこれで。
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