スポンサーリンク

「トリガー ウォーニング」”Trigger Warning”(2024)

スポンサーリンク
trigger-warning-netflix-movie-2024 映画レビュー
スポンサーリンク

「トリガー ウォーニング」(2024)

trigger-warning-netflix-movie-2024

スポンサーリンク

作品解説

  • 監督:モーリー・スリヤ
  • 製作:エリカ・リー、ベイジル・イバニク、エスター・ホーンスタイン
  • 製作総指揮:ジャネット・ボルトゥルノ、ジェイソン・クラーク、ジョナサン・ファーマン、ジェシカ・アルバ、ダニエル・ジェイソン・ヘフナー、ジョン・ブランカトー、ジョシュ・オルソン
  • 脚本:ジョン・ブランカトー、ジョシュ・オルソン、ハリー・グロス
  • 撮影:ゾーイ・ホワイト
  • 美術:ナターシャ・ゲラシモワ
  • 衣装:サマンサ・ホーキンス
  • 編集:ロバート・グリスビー・ウィルソン、クリス・トニック
  • 音楽:エニス・ロトホフ
  • 出演:ジェシカ・アルバ、マーク・ウェバー、アンソニー・マイケル・ホール、ガブリエル・バッソ 他

インドネシア出身のモーリー・スニヤ監督が、ジェシカ・アルバを主演に迎えて送るリベンジアクション。

父の死の真相を探る特殊部隊員が、故郷にはびこる陰謀に巻き込まれ孤独な戦いに身を投じていく様を描きます。

タイトルのトリガーウォーニングとは、トラウマなどを呼び起こしてしまいかねない事象(トリガー)があることを事前に警告すると言った意味になります。

作品は劇場公開はなくてNETFLIX作品としての配信だけで公開。6月下旬には配信開始されていまして、なんとなく見てみました。

「トリガー・ウォーニング」のNETFLIX配信ページはこちら

~あらすじ~

trigger-warning-netflix-movie-2024

アメリカ政府の特殊部隊員として活動するパーカー。ある任務終了後に彼女宛の電話が入り、そこで故郷の父が採掘場の崩落事故で亡くなったということを伝えられる。

パーカーは父の葬儀のために久しぶりに故郷へ戻ることになり、元恋人で保安官のジェシーらと再会する。

しかし、パーカーが故郷で観たのは、ジェシーの父の選挙戦への強硬的な態度や兄弟のエルヴィスが麻薬を売りさばき、最近は武器売買までしているという実情だった。

しかも、エルヴィスの武器はアメリカ軍からの提供がなければ手に入らないようなものであり、パーカーはその陰に採掘場での事故は実はこうした武器売買が関係していると感じ取る。

彼女は自分自身のスキルで出来事の真相を探るべく調査を始めていくが、次第に彼女や周囲の友人たちを狙う脅迫が起き始めるのだった。

感想レビュー/考察

trigger-warning-netflix-movie-2024

監督のシグネチャーは感じるが、お決まりの話過ぎる

インドネシアの監督モーリー・スリヤが手掛けた初めての英語言語での作品ですが、アメリカ進出のファーストステップとしてのあまりに無難なお話選びなのか、もしくは彼女のキャリアのいつもの印を残したのか。

確かにプロットは父と娘の関係、強い男性至上主義の中で戦う女性そして近接格闘アクションなど、「フィクション」とか「マルリナの明日」などから通じてきているものを感じはします。

フェミニスト的な要素が強い西部劇、それは監督の特徴かもしれません。

しかし無難な話があまりにもテンプレというか見飽きたものになっているので、お話の中で主人公に寄り添っていくのがとても難しい。

父を亡くした特殊部隊員が久しぶりに故郷に帰る。しかし父の死には陰謀が隠されていると感じて独自に調査を開始。政治がらみの陰謀には自分のかつての友人すらも関わっており、すべてが彼女の敵になる・・・って人生で何度見たことか。

ツイストもなく意外性がないし、驚かないままに予想通りに進む話というのは、すでに聞いた他人の武勇伝をまた聞かされている飲みの席ほどにこちらの心を殺していくのです。

なので退屈してしまうんですよね。ただそこで唯一の救いと言っていいのはジェシカ・アルバの存在かもしれません。

ジェシカ・アルバに支えられている作品

43歳というのが全く信じられないほど美しく、そしてアクション的なキレの良さもある彼女が、画的な部分を支えてくれています。

実際にアクション面は一連の流れとしての動きがしっかりと繰り出されていますし、非力な部分はそのまま力負けしますが、技術で押すのも観ごたえはあります。

そうしたアクションを編集でぶつ切りにもしないで見せてくれるカメラ、撮影にも良いところは感じられました。

マチェーテとか工具とか、ナイフを使用することが多く、「ランボー:ラスト・ブラッド」的なサヴェッジアクションが見れますね。銃器よりも刃物派のパーカーがカッコいい。

しかし彼女の努力もむなしく、あまりにありきたりな量産型ネトフリアクションは、何も考えずにある程度の賑やかしをしたい日曜日の夕方に観る以外には物足りない作品になっていると思います。

幸い短い作品ではあるので、ほんとにつけっぱなしにしておくくらいの感じで良いなら見てみると良いでしょう。

今回は短い感想ですがここまで。ではまた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました