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「怪盗グル― ミニオン危機一発」”Despicable Me 2″(2013)

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映画レビュー
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「怪盗グルー ミニオン危機一発」(2013)

  • 監督:ピアー・コフィン、クリス・ルノー
  • 脚本:シンコ・ポール、ケン・ダウリオ
  • 製作:クリス・メレダンドリ、ジャネット・ヒーリー
  • 音楽:ヘイター・ペレイラ、ファレル・ウィリアムス
  • 編集:グレゴリー・パーラー
  • 出演:スティーヴ・カレル、クリステン・ウィグ、ベンジャミン・ブラッド、ラッセル・ブランド 他

ユニバーサルのヒットアニメ「怪盗グルーの月泥棒」(10)の続編で、これまたアメリカで大ヒットを飛ばしました。

アカデミー賞ではアニメと、今でこそ有名なファレル・ウィリアムスの”Happy”が主題歌賞にノミネート。

コメディ全開のアニメで、スティーヴ・カレルにクリステン・ウィグら声優も最高です。

一時アル・パチーノが出ると言われましたが、降板してしまったようですね。それにしても、やはり「フォックスキャッチャー」(14)のカレルが信じられません・・・グルーがああなるとは!

公開時に映画館へ行きましたけど、うーんそこまでたくさん人はいなかったかな。

そういえば「一髪」でなく「一発」なんですね。

世界の悪党から転身、今では3人の娘と暮らすグル―。

娘アグネスの誕生日会にお父さんとして頑張っていたが、そんな彼の前に謎のエージェント・ルーシーが現れ、彼を拉致してしまう。

連れて行かれた先で、グルーはある任務を頼まれることに。

相変わらずハチャメチャコメディで真っ直ぐ突き進むこのシリーズ。今回はより人物が増え、ミニオンもほんとに大量です。

そこかしこにちりばめられたオマージュにパロディは、レトロスパイものが好きならクスッと来てしまうでしょう。

ミニオンはとにかく好き放題でマイペース。ラムズボトム(羊のおしり)で笑ったり、お仕事サボって遊びまくり。なかでも、「お前いつまでその状態なんだよ笑」というギャグが好きでした。

ビンに頭が入ったままだったり、舌にアイスがくっついたままだったり。

もちろん、今回は新キャラのルーシーがかなり飛ばしています。

クリステン・ウィグがノリノリなのは安心のクオリティ。私は彼女のハイテンションとドギツい感じも結構好きです。

体を張ったギャグも、ブルーなグルーが1作目のように周りの人たちにひどい仕打ちをしたりも笑

ちょっとツボだったのは、潜入先で見つけたのが秘伝ソースでがっかりしたところ。あの後のカットで、なんだかんだしっかり召し上がってる二人がおかしかったです:D

そんなコメディど真ん中な中に、今回も前作から続く家族のテーマとグルーの成長。

今作ではお父さんになったグルーが、父の通る道でてんやわんやです。

マーゴが女の子として成長し、グルーにとってはヒヤヒヤの恋愛を始めます。そこでも面白いところがありますがね。

キメ顔なのに、「クッキー買に行くけどどう?」って笑 他にも、「僕の夢はプロゲーマーさ。」「ステキ!」とか、やってることはませてるくせに、内容がガキ過ぎるんですよね笑

一方でアグネスはまだ子供で、グルーにとってはまだパパを一番と言ってくれる頃の娘ですね。

前作では孤独からの解放、今作ではグルーはパートナーを得ることに挑戦していきます。

任務での恋愛発展、ミニオンらとのチーム感、そして家族形成。

今作ではその突っ走った笑の中に、確実に「卑屈な私」が心を開いていく物語を示します。前作でも思うことが再びグルー、そしてルーシーやネファリウス博士の心に響いていく。

「任務や仕事も確かに良い、だが家族だけは犠牲にできない。」

悪として返り咲いたり名を馳せたり、エージェントとして活躍する。しかしそれ以上に、一生モノの家族を選ぶみんなのお話でした。

その選択は、ある意味卑屈だったアグネスたち娘にもいい結果を。母の喪失を嘆いていた彼女たちにも世界一のママができたのですね。

パーティは盛り上がって、終始笑いの絶えない本作。難しく考えずに優しさを得るお勧めです。

それでは、ここで。また。

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