スポンサーリンク

「くもりときどきミートボール」”Cloudy with a Chance of Meatballs”(2009)

スポンサーリンク
映画レビュー
スポンサーリンク

「くもりときどきミートボール」(2009)

  • 監督:クリストファー・ミラー、フィル・ロード
  • 脚本:クリストファー・ミラー、フィル・ロード
  • 原作:ジュディ・バレット、ロン・バレット
  • 製作:パン・マルスデン
  • 音楽:マーク・マザースボー
  • 編集:ロバート・フィッシャー Jr.
  • 出演:ビル・ヘイダー、アンナ・ファリス、ジェームズ・カーン 他

ソニー・ピクチャーズによる3Dアニメで、監督にはコメディ得意のC・ミラー、F・ロードコンビ。

主演の声にはこれまたコメディ才能あふれるビル・ヘイダー。彼は「宇宙人ポール」(2011)に出ていたのを覚えてます。さらに「ゴッドファーザー」(1972)のソニーを演じたジェームズ・カーンが主人公のお父さん役で出演。ひくーい声でボソボソしゃべってかわいいです。

また今回もミラーとロードコンビらしいちょっと毒のある笑いが楽しめる作品です。

小さな島の港町は昔はイワシの産地で有名だったが、今は廃れていた。

そこに住むフリントはいつか偉大な発明家になることを夢見て、たびたびとんでもないものを作り町の人に迷惑をかけていた。

港のイベントの取材にきていた新人レポーターのサム。彼女の取材中にまたもフリントが何かを発明させたようだ。今度は水を食べ物にかえるマシンだった。

しかしやはり彼の作品は暴走し、空へと飛んで行ってしまった。そしてイベントがめちゃくちゃになり落ち込む二人の上にハンバーガーが降ってくる・・・

食べ物がふってくるなんてトンデモな話ですが、やはり色彩は豊。それぞれの食材がしっかり食べ物っぽい。綺麗な感じもあるけど、やはりべちゃっとしたり。質感の表現は良いです。

そしてコメディ。私はこのふたりの笑いが好きですね。フリンとのアイス投げでの狂いっぷり、猿が投げてる茶色いアイス、鳥人間とかクマグミとの戦闘。

とにかくちょっとえげつない感じやブラックなコメディが堪能できます。苦手な方もいるでしょうが・・・

そのほか父とのメールのやり取りやら、なんでもできるカメラマンとかやっすい猫のフラッシュアニメを3時間みたり、皮肉っぽいのもあります。

私のベストシーンはフリントとサムのゼリーハウスデート。

無理していまどきの女の子を演じるサムに、フリントが素直な自分でいればいいという場面です。メガネをしていた方が好き。その肯定がステキです。

市長の傲慢さで町は大変なことになるのですが、ある意味過剰にものを欲しがる現代人の自業自得にも移りますね。

しかし食べ物の嵐とのバトルは圧巻。ゴチャゴチャした食材はキモイですし汚く見える。

そしてあのFLDSMDFRの中心部。あれもう排泄ですよ笑 しかしあのシーンちゃんとフリントの過去の発明が生きて良いですね。伏線だったのかと驚きました。

超感動のアニメではないにしろ、コメディの中に少し教訓や自己実現が入った作品です。

気軽に観れてそしてポジティブなアニメ。色とりどりの食べ物をみながら、その使われ方に笑いましょう。

なんか食べ物で遊んでいるようで・・・とか思う方。日本は世界一レベルで無駄な食品廃棄が多いですから、これを観て戒めに!

そんなところでアニメ作品の紹介でした。

それではまた~

コメント

タイトルとURLをコピーしました