「コンフィデンシャル/共助」”공조” aka “Confidential Assignment”(2017)

「コンフィデンシャル/共助」(2017)

Confidential-Assignment-Korean-Movie

作品概要

  • 監督:キム・ソンフン
  • 脚本:ユン・ヒョンホ
  • 製作:ユン・ジェギュン
  • 音楽:ファン・サンジュン
  • 撮影:イ・ソンジェ
  • 編集:イ・ジン
  • 出演:ヒョンビン、ユ・ヘジン、キム・ジュヒョク、チャン・ヨンナム、イ・ドンフィ、イム・ユナ 他

「マイ・リトル・ヒーロー」で監督デビューを果たしたキム・ソンフンの長編第2作品目。

北朝鮮でおきたクーデターから、機密情報を持った反乱分子を追う捜査官と、韓国側で協力することになった刑事との奇妙な共同捜査を描きます。

北朝鮮側のクールな捜査官を「スウィンダラーズ」などのヒョンビン、そして韓国側の刑事を「ベテラン」や「LUCKEY ラッキー」などのユ・ヘジンが演じます。

「荊棘の秘密」などに出演し45歳の若さで亡くなったキム・ジュヒョクが悪役を演じ、その他イム・ユナらが出演しています。

韓国で大ヒットを飛ばし続編も作られた作品ですが、公開時あたりはとくに韓国映画群を追いかけていなかったのもあって未鑑賞でした。

こちらは確かネトフリ?で配信されていたのを初めて鑑賞です。

一応日本的に言えば、ヒョンビンの出演する「愛の不時着」の関連から再上映もあったらしいですが、私は全然別件でユ・ヘジン出演作品の連なりで鑑賞しました。

「コンフィデンシャル/共助」のネットフリックス配信ページはこちら

~あらすじ~

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北朝鮮の刑事チョルリョンはアメリカ偽札を製造する工場への突入任務で、上司ギソンの裏切りによって仲間と最愛の人を殺されてしまう。

復讐に燃えるチョルリョンは韓国へと逃亡したギソンを捕まえる任務に就き、任務内容は韓国側には機密にしたままで韓国へ入った。

一方北朝鮮側から共同捜査の依頼を受けた韓国側では、庶民的であまり腕が良いとも言えない刑事ジンテを共同捜査に当たらせる。

もちろん韓国としても、北朝鮮からの急な協力要請に何か裏があると踏んでいるため、ジンテを通してチョルリョンを監視・盗聴させる目的があった。

互いに真の思惑を隠しながら、このデコボコ二人はギソン逮捕に向けて動き出す。

感想/レビュー

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王道バディ映画の系譜

韓国映画にある一種古典的な題材の扱いの巧さが炸裂している映画だと思います。

ある程度繰り返されてきたと言っていいこのバディ映画。

「レッドブル」なんかではロシアとアメリカのコンビが組んでいたり、また「ラッシュアワー」では香港のプロとアメリカの刑事がタッグを組んでいました。

例にもれず、今作のコンビもフォーマットにのっとる形です。

一方はクールでアクション満載、もう一方はお調子者でちょっと頼りない。

敷かれたレールの上で王道に展開されていくストーリーとして、突飛なことはなくとも安全にその道を走っていき、コメディやギャグ要素も取り入れているためにエンタメ性は非常に高いものと思います。

各人物はまさに”キャラクター”として存分に活かされていて、じっとりとした物語ではなくある種の明快な区分をもっています。

ヒョンビン、ユ・ヘジンそれぞれのアイドル映画

ヒョンビンはもちろん、空港に初めて来たときのリアクションそのままに超カッコいい。

常にスタイルの良さが出る服装で、(海兵隊での経験も生きている?)キレのいいアクションを繰り出しています。彼のアイドル映画としても正解だと思いますね。

近接格闘シーンも「おっ」と思える動きがありつつ、カーチェイスでの乗り出しての銃撃とか、引きの画もしっかりあってごまかしてないところもまた、ヒョンビン自身の身体能力を楽しめるポイントですね。

対するユ・ヘジンですが、私が勝手に彼が好きなのもありますけど負けず劣らずの存在感です。

主に顔面力のすごさで勝負しに来ているわけですが、もちろんヒョンビンとは対照的に、へっぽこな刑事を務めます。

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2人を主軸にしながらも、良い感じにコメディを炸裂させています。基本的にはギャップコメディ。

マシーンのような直線的チョルリョンに対してのリアクション芸たるジンテ。

ただとてもいいバランスだと思うのは、そのギャップを変えなかったこと。チョルリョン自身には面白いことは決してさせませんからね。

リアクションといえばイム・ユナのパートについては少女漫画のようなタッチになり、また別のタイプのコメディテイストも加わっています。

強いて難点を上げれば、割と本当にジンテが役に立っていないことでしょうか。

ただし、最後の最後にジンテがチョルリョンを救うという構造までの溜め、カタルシスを狙っていると考えるとまあ納得できなくはないですが。

クラシカルだけどダサくない

ただやはり、王道なバディ映画として無駄なく変なこともせずに、アクションの感覚はアップデートされていて良作です。

最後にパトカーのサイレン音が聞こえる中、ボロボロのコンビが笑い合っている終わり方とか、「ダイ・ハード3」みたいな感じでクラシックさが懐かしくすらありましたね。

古い方程式でも、ダサくないのって結構すごいんです。

今回は感想はここまでです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

ではまた。

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