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「オークストリートの異変」【ネタバレ】離婚寸前の夫婦が恐竜で家族を取り戻す!?

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「オークストリートの異変」"The End of Oak Street"(2026) 映画レビュー
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作品解説

「オークストリートの異変」"The End of Oak Street"(2026)

アン・ハサウェイとユアン・マクレガーが共演するサバイバルスリラー。

平和な住宅街・オークストリートを突如襲った正体不明の異変の中、家族が生き延びるため極限状態に追い込まれていく姿を描きます。

監督・脚本を務めるのは、「イット・フォローズ」、「アンダー・ザ・シルバーレイク」で高い評価を受けたデビッド・ロバート・ミッチェル。

製作には「ローバーフィールド」や「ミッション:インポッシブル」シリーズを手がけるJ・J・エイブラムスが参加しています。

キャスト

  • アン・ハサウェイ:デニース
  • ユアン・マクレガー:グレッグ
  • メイジー・ステラ:オードリー
  • クリスチャン・コンベリー:ブライアン

スタッフ

  • 監督:デビッド・ロバート・ミッチェル
  • 脚本:デビッド・ロバート・ミッチェル
  • 撮影:マイケル・ジオラキス
  • 美術:マヤ・シモグチ
  • 衣装:エリン・ベナッチ
  • 編集:ジョン・アクセルラッド
  • 音楽:マイケル・ジアッキーノ

こちら恐竜映画ってことで夏休みにうってつけ?なのか、最近にしては珍しくスクリーンに恐竜が出るってことで楽しみだったのです。

ユアン・マクレガーとアン・ハサウェイの共演も良いですが、「マイ・オールド・アス 2人のワタシ」ですごく良かったメイジー・ステラが一家の長女役で出てるんですよね。

公開週末に早速観に行ってきましたが結構人が入っていて混んでいました。

~あらすじ~

「オークストリートの異変」"The End of Oak Street"(2026)

平和な住宅街・オークストリートで暮らすプラット家は、父グレッグ、母デニース、そして2人の子どもたちと、ごく普通の日常を送っていた。

しかしある日を境に、町では不可解な異変が発生。水道や電気といったライフラインは途絶え、不穏な静けさが街全体を包み込んでいく。

やがて、絶滅したはずの恐竜たちが次々と姿を現し、住民たちを無差別に襲い始める。突如として生存を懸けた極限状態に追い込まれたプラット家は、手に入る武器だけを頼りに、さまざまな恐竜の脅威をかいくぐりながら町からの脱出を目指す。

果たして家族は、この悪夢のような街から生き延びることができるのか――。

感想レビュー/考察

「オークストリートの異変」"The End of Oak Street"(2026)

ジュラシックとは違う、新しい恐竜ホラー

恐竜映画といえばジュラシックシリーズですが、逆に他には昨今は恐竜が出てくる映画って少なくなったかな?

そんな最近の映画界に突如現れた恐竜映画が本作。しかも、そっか恐竜ホラーになっていました。

人間を襲う食べる!

ジュラシックシリーズのように研究者とかでもないただの一般家庭、何のサバイバル術も持たないごく普通の郊外の住宅に、出会ったら終わりと言ってもいい殺戮マシンが解き放たれる。

なんと楽しいことか。

しかもバラエティ豊かに俊敏な奴にデカいやつ、ニョロニョロした奴にそら飛ぶやつまでモリモリ大サービスです。

今作は真面目な何かってことはないと思います。ただ単純に、シンプルに構成されたファンタジックな恐竜ホラー。

夏に皆で楽しむポップコーンムービーなのです。

そういうわけで大変楽しめましたが、恐竜の数々については最近のモデルが採用されていておもしろかったです。

昔の爬虫類感が強いものではなく、羽毛の生えたモデル。

カッコいい恐竜要素を捨てて怖い方に、不気味なほうに振り切っているからか、羽毛の生えたティラノサウルスでした。

「オークストリートの異変」"The End of Oak Street"(2026)

「ジョーズ」を思わせる王道の恐怖演出

スリリングな描き方も、後述の全体のストーリーのファンタジー感も、スピルバーグっぽさはあります。

恐竜の描き方では、序盤に二足歩行のラプトル的な中型恐竜にグレッグが追いかけられるシーン。

恐竜の姿は映さず、フェンス越しに洗濯物や植木がなぎ倒されていくという演出で、何か大きな物が突き進んで近づいてくる恐怖を演出。

王道ですが、「ジョーズ」でのサメを見せない演出を感じさせます。マイケル・ジアッキーノの音楽もどこかジョン・ウィリアムズ的ですしね。

恐竜ではやっぱり白くてめっちゃ長い蛇みたいなのが怖かった。キモいし。

どこまで長いの?ってくらいのサイズと、無表情なまま近づいてくるあの顔。

また重要なのは人間側。

アン・ハサウェイの恐怖の顔が、彼女の大きな目をいつもより大きく見開いて。怖がっている人間の顔こそ、怖さの演出に効くものだと改めて思いました。

人間たちは無力で、でも最大限の抵抗をする。

危ないのに勝手に外に出ていく子どもたちというお決まりの展開なども、どこか懐かしくて良い。

「オークストリートの異変」"The End of Oak Street"(2026)

メインは「家族の再生」の物語

現実主義のアン・ハサウェイ演じるデニースと、楽観主義のグレッグ。

映画冒頭で亀裂が入り、子どもたちにも分かるくらいに離婚の危機にある。

今回は街ごとタイムスリップを背景に、家族の絆が再構築されていく姿がメインドラマ。

現代においても何かと問題を後回しにしていき、デニースはグレッグのそんな弱さに飽きている。彼女は自分自身で小説を書き、自立していきたい。

グレッグは全編通して短パンテニスウェアみたいな姿でルックからして頼りない感じです。

失業を隠し、気付けのためですが異変後に酒をあおる。

漠然と何とかなると子どもたちに言い聞かせる姿は、全否定はできないけどやはり心もとないものです。

ただ、ダメダメ男が見せる勇気とか、究極の愛ってやはりグラグラきますよ。

【ネタバレ注意】

グレッグはティラノサウルスが現れた時、子どもたちやデニースから遠ざけようと囮になる。

そしてその後で追い詰められたデニースを救うべくハンマーでティラノサウルスに立ち向かいます。

あのグレッグが、家族の、愛する人の危機に立ち上がる姿はそりゃ感動しますよ。

しかし彼は死んでしまう。脚を食いちぎられたうえに頭から貪られる姿が衝撃。

一瞬の英雄的な側面と人物の成長やドラマのあと、残酷な現実に叩きのめされます。

そしてこの展開は、主人公一家だからって安全じゃない。誰でも死ぬ可能性があることを示し、その後のストーリーがより怖いものになるのです。

ファンタジー感がどこか懐かしみのあるラスト

終幕には非常にファンタジックな形で、死んでしまったグレッグを時を越えて助けるという展開。なんだそれって人もいるでしょうけど、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のドクを助けるやつみたいでなんか好きです。

総合的にはジャンル映画であり王道のこすりまくりの話ではあるのですが、それを結構丁寧にやってくれていて好きな作品でした。

今回の感想はここまで。ではまた。

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