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「M3GAN ミーガン 2.0」ネタバレ感想|前作から一転、AIホラーがアクションへ進化。配信限定になった続編を観た率直なレビュー

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「M3GAN ミーガン 2.0」ネタバレ感想|前作から一転、AIホラーがアクションへ進化。配信限定になった続編を観た率直なレビュー 映画レビュー
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作品概要

「M3GAN ミーガン 2.0」ネタバレ感想|前作から一転、AIホラーがアクションへ進化。配信限定になった続編を観た率直なレビュー

2022年に世界的ヒットを記録した「M3GAN/ミーガン」の続編であり、前作に引き続きジェラルド・ジョンストンが監督を務めます。

主要なキャストは引き継いでいますが、今作はアクション性がさらに増していることなどから、AI人形ミーガンの役に、前作のエイミー・ドナルドに加え、新たにミーガン・モリソンがスタントダブルとして参加しています。

キャスト

  • ジェマ:アリソン・ウィリアムズ
  • ケイディ:ヴァイオレット・マッグロウ
  • ミーガン:エイミー・ドナルド、ミーガン・モリソン

スタッフ

  • 監督:ジェラルド・ジョンストン
  • 脚本:ジェラルディン・ジョンストン
  • 製作:ジェームズ・ワン、ジェイソン・ブラム

本作は当初、日本では2025年10月10日に劇場公開が予定されていましたが、同年8月1日に公開中止が発表。その後、同年10月21日よりAmazon Prime Videoにて独占配信が開始されています。

せっかくなら映画館に行きたかったのですがひとまず配信でも観れるのならいいかなと思いました。

~あらすじ~

「M3GAN ミーガン 2.0」ネタバレ感想|前作から一転、AIホラーがアクションへ進化。配信限定になった続編を観た率直なレビュー

ミーガンが暴走の末に破壊されてから2年。かつて彼女を生み出した天才開発者ジェマは、今やAI技術の危険性を訴える著名な作家として活動していた。

一方、ジェマの姪・ケイディは14歳となり、思春期特有の反抗心を募らせていた。そんな中、ミーガンの技術をもとに開発された最新型AI兵器「アメリア」が誕生する。

しかし、アメリアは自我を持ち、制御を離れて次々と人間を襲い始める。暴走する人工知能の脅威を止める唯一の手段——それは、封印したはずのミーガンを復活させることだった。

ジェマは覚悟を決め、かつて自ら破壊した“彼女”を、より強靭で、より危険な姿へと再構築していく。

感想レビュー/考察

「M3GAN ミーガン 2.0」ネタバレ感想|前作から一転、AIホラーがアクションへ進化。配信限定になった続編を観た率直なレビュー

まずもって続編が映画館での鑑賞が叶わなかったことがとっても残念。

実際に配信で観てみると、それはまあ大スクリーンで観るべきなんだという大きな説得力こそないものの、それでも映画館の空間で楽しめるいい塩梅のSF作品になっていると思います。

「M3GAN」から一変したテーマとトーン

今作のテイスト、テーマなんかは結構1作目とは変わっています。

初代の作品としてはチャイルド・プレイ的な子どもの相手役の人形が凶悪さをもって・・・という要素が強く感じられました。

そしてそれ以上に教育をすべて効率的なシステム=AIに肩代わりさせていくという現実味を帯びたリスクとホラーがありました。

今作はそれは吹っ飛ばしています。そういう延長線上にはない作品。

ストーリー構造は「ターミネーター」的続編へ

私が端的に言えば、メインストーリーとしては「ターミネーター」「ターミネーター2」のような関係性の続編になっているのです。

悪の象徴的なロボットであったミーガンですが、より高性能なロボットが登場したことでジェマたちは否応にもこのミーガンと協力することになり、そして。。。というね。

なのでSF映画としての技術と論理とかイデオロギーは薄くなっています。むしろもっとアクション映画的な側面を押し出した印象です。

サラ・コナー的なジェマに対して、それこそT−800と親交を深めたジョンのように、ケイディはややミーガン寄りな部分もあり。

「M3GAN ミーガン 2.0」ネタバレ感想|前作から一転、AIホラーがアクションへ進化。配信限定になった続編を観た率直なレビュー

ミーガンは“冷酷なクイーン”として再登場

ただしT−2のような重厚さはなくて、結構コメディよりなテイストも多く盛り込まれています。その点では人の死が軽い感じもしていて、ライト。

AIの奔流に対してを時勢を読んでいるようでもはや関係ない。

ただミーガンが愛されるべき皮肉屋で冷酷なクイーンである点をファンサービスのごとく打ち出す。

かなりエンタメに振り切ったので前作のSF倫理的な部分が好きな人には微妙に刺さらない気もしますけれど、ミーガンの絶妙な毒舌キャラとかは健在なのです。

ミーガン事態に魅力を感じるならばついていけますけれど、ジェマの扱いなども含めて支離滅裂さはさらに増しています。チームで動くって要素もありますが微妙かな。

敵役のイバンナ・サクノは整った容姿にショートがカッコいいし美しかった。

あまり語ることもなく、楽しめなくはない作品という位置づけですが、この手のAIとか人工知能的なものとしてはあまりやってほしくない終わり方をします。

結末(ネタバレあり):ミーガンの自己犠牲と“安易な復活”

ネタバレですが、ミーガンの死。

最終決戦で自分自身を犠牲にしてでもアメリアを倒すために、忌み嫌いあっていたジェマとミーガンは協力する。そしてEMPを使ってマザーAIとアメリアもろともミーガンはすべてを終わらせるのです。

こういうところもT-2のラスト、すべての解決のために自己犠牲をするようなところに似ています。でも、今作はミーガンが自身のバックアップを取っていたため、ジェマのPC上に現れるというラストがあります。

こうなると何でもあり。死という概念が薄れ、キャラクターに寄り添う必要がなくなるんですよね。なのでこれはちょっと安易すぎると感じました。

配信送りの真意はよくわかりませんが、そこそこ楽しめる作品ではあるので、時間つぶしやミーガン1作目が好きだった方は見てみると良いかなといったところです。

今回の感想はここまで。ではまた。

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