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「スーパーマンII」”Superman II”(1980)

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映画レビュー
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「スーパーマンII」(1980)

  • 監督:リチャード・ドナー、リチャード・レスター
  • 脚本:マリオ・プーゾ、デイヴィッド・ニューマン、レスリー・ニューマン、トム・マンキーウィッツ
  • 原案:マリオ・プーゾ
  • 製作:ピエール・スペングラー、マイケル・ソー
  • 音楽:ジョン・ウィリアムズ
  • 撮影:ジェフリー・アンスワース
  • 編集:スチュアート・ベアード、マイケル・ソー
  • 出演:クリストファー・リーヴ、マーゴット・キダー、ジーン・ハックマン、テレンス・スタンプ 他

ちょっとややこしいですが、こちらの映画はもともと前作「スーパーマン」(1978)と合わせて前・後編になる予定でした。

しかしモメたことでドナー監督が降りたりブランドのシーンがなくなったり、最後には1の脚本も変わったのです。それゆえに、当時の劇場版と後に本来の構想で出されたドナー版の2種類あります。

今回はドナー版に基づいた紹介にしていきます。

レックス・ルーサーの野望は打ち砕かれ、核ミサイルは宇宙の彼方へスーパーマンによって投げ出される。しかしそのミサイルが宇宙で爆発したことで、封印されていたゾッド将軍らが自由になってしまう。

一方クラーク・ケント(スーパーマン)は記者とし働き、同僚のロイスに思いを寄せていた。あるときロイスは、クラークの正体がスーパーマンではないかと疑い始める。

そして、ゾッド将軍らは着実に地球へ近づいていた・・・

キャラクターの妙は健在です。完璧というリーヴ氏もじゃじゃ馬具合が良いロイスも相変わらず。今回はこの二人がぐっと近づいていきますね。

私はやっぱりジーン・ハックマンのルーサー押しです。脱獄からコミカルなんですよ。今回は大きな敵の登場もあって全体のトーンが緊張感あるものになりますが、そこにこのルーサーがいいコミカルさとユーモアを与えていると思います。

その緊張は、やはりゾッド将軍らの存在です。

テレンス・スタンプの掘りの深く感情の読めない顔がまた良いですよ。冷酷かつ狡猾な敵たちがスーパーマンを苦しめます。これは1のようなおとぎ話ではいられません。

人助けだけでなく、敵を倒すスーパーマンが必要になるのです。

今回もカメラトリックの飛行は素晴らしいですね。もちろん昨今のCGでの戦闘と比べれば、メトロポリスでの戦いもしょっぱく見えるかもしれないです。しかし大事な要素はしっかり残しています。

スーパーマンがまず人命を優先すること、民衆がスーパーマンの登場に喝采し応援すること、そして今回は人々がスーパーマンのために立ち上がる個所も観られます。

ヒーローがそうあるべき姿、それは大事です。

クラーク・ケントとして生きるのか、スーパーマンを選ぶか。

父との対話を進め、自身のアイデンティティを確立しようともがく。英雄になるということは、また犠牲を伴うものです。前作では描かれなかった敵に直面し、覚悟を問われる今作。

どちらの道を選んでも、失ってしまうものがあるとき、スーパーマンの出す答えはやはりすべての人類に寄り添うものでした。

前作の純粋無垢な希望の話から進んで、今作では避けられないものを描く、少し大人なスーパーマン映画になっています。

ドナー版、劇場版どちらも異なる映画というくらいにアプローチが違います。

両方観てみてください。私個人としてはやはり1との2部作として完成されるドナー版の方が気に入っていますが。

そんなわけで我らの希望が宿命を経験する映画でした。ではまた。

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