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「ショーシャンクの空に」”The Shawshank Redemption”(1994)

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映画レビュー
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「ショーシャンクの空に」(1994)

  • 監督:フランク・ダラボン
  • 脚本:フランク・ダラボン
  • 原作:スティーブン・キング 「刑務所のリタ・ヘイワース」
  • 製作:ニキ・マーヴィン
  • 製作総指揮:リズ・グロッツァー、デイヴィッド・レスター
  • 音楽:トーマス・ニューマン
  • 撮影:ロジャー・ディーキンス
  • 編集:リチャード・フランシス=ブルース
  • 出演:ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン 他

賞レースこそ逃したものの、評価は高く、人の心に残り続ける映画ですね。

↑の画像が有名すぎですが、これはシーンのショットではないです。

本編のは雷雨でトーンが青白い画面ですね。しかしこの画像には光、洗い流す水、そしてそれを服をはだけて全身で受けようとする男がいます。なにやら力強く感じられるものがありますね。

アンディ・デュフレーンは若い銀行員であったが、妻とその愛人の殺害の罪に問われる。無実の訴えは退けられ、ショーシャンク刑務所での終身刑が決まってしまう。

多くの犯罪者が収監されているこの刑務所でアンディは多くの困難と友にであう。

「グリーンマイル」も「ミスト」も原作がS・キング、監督ダラボンですね。今作はもともとはS・キングの中編「刑務所のリタ・ヘイワース」でしたか。それを色々入れて長編映画にしています。

相変わらず描写においてはダラボン監督のSっ気が。アンディ含め、やられてしまう、不幸になる役のこれでもかという酷いやられようですね。なにもそこまでしなくても笑

囲われた逃げ場のない空間で、とにかく嫌な奴ばかり集まっています。こうなると現実より悲惨な日々になりますね。

ティム・ロビンスはひどい目にあいながらもどこかおっとりとしています。

ダラボン監督の追加した、アンディがレコードをかけるシーンは私のお気に入り。

どんなに絶望的な状況においても、その心を強く持って入れば生きられる。自分の教養、思い出や記憶、愛するものをいつでも頭に現し、それは誰にも奪えない。

ここで囚人たち皆が音楽を聴き、心の自由を感じます。それは塀の外へでるよりももっと素敵な自由だったでしょう。

身体的に囚われるより、心が囚われる方が辛い。場所でなく精神のあり方が大切なのです。それは図書係の老人の話とレッドの話で結ばれます。

老人の心は自由であるはずの外で抑圧され、レッドは外も内も関係ない澄んで自由な心を得ていました。

別段特別な話とは思いません。俳優陣は素晴らしいですし、なによりこれでもかと痛めつけられ、希望を失うようなエピソードの数々のおかげかも。

最後にすべてが取り戻され、まさにRedemptionされるとき、言いようのない爽快なカタルシスが生まれますからね。

この生きることをやめない希望を芯に持ち続ける様が、今なおこの映画が多くの人に愛される理由かもしれないと思います。

さらっとレビューでした。まだ見たことない人はもちろんおすすめです。

ただ素晴らしく良い映画ではありますが、あまりこれが個人ベストというのは聞かないかな。ある意味では良い話どまりなのかな。

とりあえずおしまい。また。

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