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「ブルーズド 打ちのめされても」”Bruised”(2020)

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「ブルーズド 打ちのめされても」(2021)

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作品概要

  • 監督:ハル・ベリー
  • 脚本:ミッチェル・ローゼンファーブ
  • 製作:ハル・ベリー、ガイモン・キャサディ、テリー・ダガス、ブラッド・ファインスタイン
  • 音楽:アスカ・マツミヤ
  • 撮影:フランク・デマルコ
  • 編集:ジェイコブ・クレイクロフト、テリリン・A・シュロップシア
  • 出演:ハル・ヴェリー、シェイラ・アティム、スティーヴン・ヘンダーソン、エイダン・カント、シャミール・アンダーソン 他

「ジョン・ウィック パラベラム」でも素晴らしいアクションをみせていたハル・ベリーが、初の監督デビューを果たす作品。

MMA(総合格闘技)の世界で一度は名を馳せた選手が、自身の子どもを引き取ったことから、試合と同時に自分の過去に向き合っていくスポーツドラマです。

彼女を鍛えるトレーナー役には「ドクター・ストレンジ:マルチバース・オブ・マッドネス」に出演していたシェイラ・アティム、その他「DUNE 砂の惑星」などのスティーヴン・ヘンダーソンも出演しています。

今作はNETFLIX製作になっていて、一般公開はしていません。

あまり作品のことは知りませんでしたけれど、ハル・ベリーが監督デビューというのはやはり魅力です。

アクター→ディレクターの部分って誰でも興味沸いてしまうものですね。

そんなわけでNETFLIXで配信鑑賞してみました。

「ブルーズド 打ちのめされても」NETFLIX配信ページはこちら

~あらすじ~

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かつて総合格闘技の世界で名を馳せたジャッキー・ジャスティス。

しかしある試合であろうことかリングから逃げ出すという失態をさらし、事実上競技から引退。

酒浸りになった彼女は清掃員の仕事などで食いつなぎ、はや数年が経過した。

もとトレーナーでパートナーでもあるデシと暮らしているものの、ジャッキーのやる気のなさにケンカも絶えない。

そんなある日、彼女の前に母が現れる。そ

してジャッキーの息子だという少年マニーを残していくのだった。

捜査官である父が目の前で射殺されたトラウマが原因で、マニーは口を開かない。

一方でジャッキーは場末の格闘技で魅せた今なお力強い姿をプロモーターに発見され、リングへの復帰を持ち掛けられていた。

感想/レビュー

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初の監督作品となり、アクターディレクターの道の一歩を踏み出したハル・ベリー。

彼女の監督としてのデビュー作ですが、正直個人的にはドラマの部分では物足りなく、そして逆に良くできている格闘技の試合のシーンによってバランスが乱れている気がしました。

物語の主軸になるのは結構わかりやすい自律もの。

才能は有るけど落ちぶれた主人公。

そのトラウマに向き合い、現状の目の前の問題を解決する。

そしてそのためにはそもそも自分を改善しなければならないといった感じ。

寄り道、脇道が多い印象

もちろんハル・ベリーも気合が入っていて、決して退屈こそはしなかったのですが、まず一つの問題点についてはサブプロットが多すぎる点でしょうか。

デシとの関係性はそもそもあまり大事ではなかったのですが、MMAで勝つこと、子どもの面倒を見ること、そして母との確執とその原因である出来事。

ここにさらにトレーナーであるブッダカンとのロマンスのようなものもあったりで結構忙しい。

それぞれが作用はしているので無駄だというほどではないのですが、ちょっと散漫に感じてしまいました。

自分としては明かされていく真実の部分でちょっと都合がいいというか、簡単に付与できる心の傷が安易にも思えます。

予見しやすいというか。全体に驚くべきこともなくといった感じの脚本。

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入魂のハル・ベリー

実はこれ自体が悪いことではないのですが、ハル・ベリーのコミットメントはすさまじいのですよ。

もちろんルックの点でもそうですけれど、精神的な不安定さを抱え、恐れも怒りも持ち合わせるジャッキーを熱演しています。

トレーニングシーンも、そしてラストのファイトシーンの出来栄えも、彼女自身が体を作りこみ見事なアクションをしています。

寝技に関する見せ方も分かりやすく、単純にその身体能力の高さ、一進一退の攻防を楽しむことができました。

その身体性はさすが「ジョン・ウィック パラベラム」でも素晴らしかったので、近接格闘技の試合シーンはすごい。

動きはすごいがドラマは薄め

ただ、実際にそうした集大成である試合シーンにて、そのアクションの素晴らしさばかりが目立ってしまい、そこに個人の物語を入れ込めていないと思います。

もちろん舞台設定には、誰かに依存することもなく自律して試合に臨むことが込められていますが、試合自体の時間にはそれに関するドラマがない。

試合の運びや流れ、組み立て自体にその点があると良かったのですが、脚本上ジャッキーが完全に一人で挑むことも避けられず。

なので試合自体は迫力があっても、あくまで素晴らしい試合になってしまっている気がします。

口を閉ざすというコミュニケーションの遮断。それはジャッキー自身が心を開放していないことの鏡写しでしょうか。

哀愁の漂う空気には飲まれつつ、ただやはりありがちな話でしかなく。

もう少しハル・ベリー監督の作家性とか個人的な仕事であったらと思いたいなと感じ、そういった意味で物足りなさが残った作品でした。

今回はかなり短めな感想ですが以上。MMAのファイトシーンについては組み立ても見やすくていいと思います。

フィジカルアクション好きなら楽しめます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ではまた。

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