スポンサーリンク

「イコライザー2」”Equalizer 2″(2018)

スポンサーリンク
映画レビュー
スポンサーリンク

「イコライザー2」(2018)

作品解説

  • 監督:アントン・フークア
  • 脚本:リチャード・ウェンク
  • 原作:リチャード・リンドハイム、マイケル・スローン 「ザ・シークレット・ハンター」
  • 製作:ジェイソン・ブルメンタル、トッド・ブラック、デンゼル・ワシントン、アレックス・シスキン、トニー・エルドリッジ、スティーヴ・ティッシュ、メイス・ニューフェルド
  • 音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
  • 撮影:オリヴァー・ウッド
  • 編集:コンラッド・バフ
  • 出演:デンゼル・ワシントン、アシュトン・サンダース、ペドロ・パスカル、メリッサ・レオ、ビル・プルマン 他

「マグニフィセント7」(2016)のアントン・フークア監督が、おなじみのデンゼル・ワシントンとのコンビで贈る「イコライザー」の第2弾。

元CIA工作員のロバート・マッコールを再びデンゼルが演じ、今作には「ムーンライト」(2016)で少年期のシャロンを演じたアシュトン・サンダースも出演。

前作はデンゼルの代表作の一つになり、フークア監督とのコンビが完成された作品。ファンも多く、今回続編をやらないデンゼルが初めてシリーズに出演することからも、思い入れが感じられます。

早速公開すぐ観てきたのですが、IMAXがやっている分、通常字幕はスクリーンが小さかった。でも、多くの人が観に来てました。おっさん率の高さよw

~あらすじ~

送迎車の運転手として働くロバート・マッコール。彼は気さくに乗客と話し、時にアドバイスを人を助けることを惜しまない親切な男。

しかし、彼には裏の顔があり、それは元CIA工作員のスキルを駆使し、罰せられるべき人間を裁く”イコライザー”であった。

母から奪われた娘を取り戻すためトルコのギャングを叩きのめし、暴行された女性のために卑劣な証券マンどもの骨を砕く。

そんなある日、彼の友人であり現役の捜査官である女性が殺害されたと知らせが入る。ある一家惨殺事件を調べていた最中のことだった。

悪人が逃げおおせることを絶対に許さない。友の仇を討つためマッコールは独自に捜査を始める。

感想レビュー/考察

我らがマッコールさんの帰還。

それだけで嬉しいところがありますね。

続編と言えばいろいろと大きくなったりしますけど、今作は実は続編と言うほど身構えなくてもいいというか、同一の主人公の別のお話程度です。

序盤にきっちり、マッコールさんの正義タイムがあり、それでこの男がどういう人間なのかを説明してくれますし、台詞なしで彼の日常と悪を裁くシーンだけで成り立ちを飲み込めます。

そのスマートさは同時に、変わらない安定のマッコール無双を前作のファンにも提供してくれていて、これが観たかったと言わんばかりに、満足させてくれてほっこりしながらスクリーンを眺めていました。

続編として前作と比べると、その路線をただ走るのではなく、マッコールの人や無垢な存在と言う役割は丁寧に保存し、ストーリーからくるジャンルを少し切り替えていたと思います。

今回はミステリーテイストで、マッコールがギャングとやりあう前作よりも、謎を追う探偵ものだと思います。なので、違った世界というかストーリーを、おなじみの主人公で探索する感じ。

そしてそこに、マーカスと言う青年を加えることで、今作はマッコールと彼と同じチームの本質について迫っていきます。

同じく任務に就き、人を殺してきた。

マーカスがギャングの道へと傾いた時、人生の先輩としてマッコールはアドバイスと説教をします。環境のせいにしたり、簡単に殺しや死を語るなと。

「私も死刑だ。100回は死刑にしなくては。」自分でそう語るほど恐ろしいことを重ねてきたマッコール。

彼にとってはイコライザーとしての活動は、罪滅ぼしなのかもしれません。得られるわけはない贖罪ですが、しかし自分の本質に従い正しいことをする。

マーカスにはそうなってほしくなく、そしてその姿勢こそが、同じく狂った世界に壊されてしまったヨークたちとの違いです。

ヨークは彼自身つらかったでしょうが、環境のせいにして逃げてしまい、その悪を正当化してしまったのですね。

彼の瞳の奥には、マッコールが映り、自身も同じ存在であると思い出させながら、同時にそれを殺し決別する。

戦争開始のあの嵐の予兆感とか、実際のラストの激しい環境とか見た目もスゴイです。

そして何よりも、この作品を支えているデンゼルがスゴイ。

瞬間で正義モードになると、とにかく眼が死んでて怖すぎるのに、隣人との気さくな会話や老人、傷付いた人への優しさは底知れない。

で、私が印象深いのは、オープニングで助け出した女の子の母が営む書店のシーン。

あの書店の入口は、手すりが付いたスロープみたいになってるんですが、入るときも出るときも、マッコールはそれを掴んで、まるで子供が遊具で遊ぶような、ちょっとしたポールダンスみたいな動きとスキップをするんです。

そこにこそ、このマッコールと言う男の本質が見えた気がします。そしてそんな繊細な仕草で表現するマスターたるデンゼルが本当にスゴイ。

あれだけでデンゼルはこの作品に優しい心を与えていました。

前作と比べなくても良いタイプで、2というか別のお話みたいな、ナンバリングなしの小説みたいな作品ですので、1作目を観てなくても大丈夫。

ファンは再びのマッコールさんを楽しめるし、違ったトーンでお話を楽しむ。初見でもマッコールおじさんの人柄が分かりやすくおススメ。

大傑作とかじゃなくていいので、こんな感じで、マッコールさんのいろいろな話が観たいと思う、安心安定のフークア監督の手腕が楽しめる作品でした。

感想はこのくらいで、それでは~

コメント

タイトルとURLをコピーしました