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「バグダッドの盗賊」”Thief of Bagdad”(1940)

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映画レビュー
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「バグダッドの盗賊」(1940)

  • 監督:ルドウィッヒ・ベルガー、マイケル・パウエル
  • 脚本:マイルス・メールスン
  • 原作:ラホス・ビロ
  • 製作:アレクサンダー・コルダ
  • 音楽:ミクロス・ローザ
  • 撮影:ジョルジュ・ペリナール
  • 編集:チャールズ・クライトン
  • 美術:ヴィンセント・コルダ
  • 視覚効果:ローレンス・バトラー
  • 音響効果:ジャック・ホイットニー
  • 出演:ジョン・ジャスティン、ジューン・ドペレス、サブー、コンラート・ファイト 他

冒険ファンタジーはいつの時代にも求められるもの。こちらの作品は1920年代にも一度作られていた原作の40年版ですね。

カラーでの撮影をフル活用した作品で、鮮やかさが光ります。単純明快なお話ながら表現技法がとても楽しめるもので、私としてもお気に入りの作品の一つです。

アカデミー賞では撮影、美術と特殊効果を受賞し、ミクロス・ローザも作曲にノミネートされています。

バグダッドの王様アマドは、狡猾な宰相であるジャファーの計略により投獄される。そこに同じく囚われた盗賊のアブーと共に逃げ出す。

バスラへと逃げた二人は、王女を見ようと城に忍び込む。アマドは王女を見るや恋に落ち、姫も彼を愛した。

しかしジャファーがバスラへやってきて、姫を妻にしたいという。

アマドとアブーはジャファーに挑もうとするも、黒魔術によってアマドは盲目に、アブーは犬に変えられてしまうのだった。

お話は前半部は回想、後半部は直線的に冒険と勧善懲悪になっていますね。悪い魔術師をやっつける簡単な話に、宗教的神話的要素が盛り込まれています。

まず目につくのは全体の彩豊かさです。よく考えると変ですが、町全体の壁やお城などが真っ青だったり真っ赤だったり、まるで絵画的。

美術の授業で、自分の好きなようにカラフルに世界を塗り分けるような、ワクワクする感覚があります。

また美術に関しても、特撮部のアップに耐えられるほど精巧な装飾が施されていますね。

宮殿はもちろん、女神の館やアマドがさまよっていた岸壁まで細やかに作られていますね。色々な文化が垣間見えるのも、観ていて面白いものでした。

特撮部分は、驚くほどに良いです。基本的には大きさを超えていくものがメインで、ジーニーとアブーの掛け合いや飛翔が見事。

それでいて撮影の良さもかさなり、岩陰のアマドからズームアウトし、そうすると大きなジーニーが崖を降りている。という一連のショットは特撮とカメラの素晴らしいコンビネーションだったと思います。

空を駆ける馬、化け物蜘蛛との闘い、女神像などスケールの大きな視覚効果が、冒険の大きさを広げていますね。

人物設定や話もすっきりしているもので、アブーを単なる付き人とせずに、解放者として希望を持たせるところにも好感が持てます。

復権、ロマンス、大冒険に勇者の誕生物語。

胸躍る映画のトリックも満載で、これこそがファンタジーアドベンチャー映画でしょう。ワクワクするのはいつでもいいものですね。

観たことない方には一度鑑賞を進めます。

そんなところで感想終わり。それではまた~

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