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「モリコーネ 映画が恋した音楽家」”Ennio”(2021)

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「モリコーネ 映画が恋した音楽家」(2021)

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作品概要

  • 監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
  • 脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ
  • 製作:ジャンニ・ルッソ、ガブリエーレ・コスタ
  • 撮影:ファビオ・ザマリオン、ジャンカルロ・レッジェーリ
  • 編集:マッシモ・クアッリア、アナリサ・スキラッチ
  • 出演:エンニオ・モリコーネ、ハンス・ジマー、ベルナルド・ベルトルッチ、ジョン・ウィリアムズ、ブルース・スプリングスティーン、ジュゼッペ・トルナトーレ、クリント・イーストウッド、クエンティン・タランティーノ 他

映画作曲家界の伝説で、2020年にこの世を去り世界が悲しんだエンニオ・モリコーネ。

彼と「ニュー・シネマ・パラダイス」で組んだジュゼッペ・トルナトーレ監督が、モリコーネ本人の指名で監督したドキュメンタリー映画。

モリコーネ本人に対してのインタビューのほかに、資料映像や数々の俳優、監督や作曲家たちとの対談やインタビューも踏まえています。

東京国際映画祭での上映もあり観たかったのですが、23年になれば観れるということでその時は他の作品を優先。

こうして年明けに無事公開されたので公開週末に行ってきました。

さすがに映画付きかつモリコーネ好きの方に刺さる映画だからか、かなりコアっぽい人たちが集まっていましたが、同時に人も多かった印象です。

「モリコーネ 映画が恋した音楽家」公式サイトはこちら

~あらすじ~

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数々の映画音楽を手掛け、アカデミー賞に何度もノミネートを果たしそしてアカデミー名誉賞と作曲賞を獲得したイタリアの作曲家、エンニオ・モリコーネ。

トランペットを学ぶ若き少年から、師との出会い、映画音楽との出会いとキャリア。

作曲家としての自身の道と映画音楽というジャンルとの軋轢、さらにはモリコーネ自身が映画音楽というモノを変革していった事実。

モリコーネ本人と、多くの著名人たちのインタビューを通し、この伝説の作曲家の障害と仕事を振り返っていく。

感想/レビュー

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アクセスはしにくめ

一つ言っておくと、エンニオ・モリコーネの曲とか映画とか、映画界のいろいろな人とか、そういった情報知識はあった方が良いのかなと思うドキュメンタリーです。

いわゆるわかっている人向けというか。

このドキュメンタリーを切っ掛けにしてエンニオ・モリコーネに触れていこうというような間口の広さは正直感じませんでしたので。

いろいろな映画のフッテージとともに音楽が流れていき、それぞれに製作に関して、監督とモリコーネ他の解説があるので迷子にはならないでしょうけれど。

でもやっぱり、映画と音楽を記憶として持っているからこそグッとくるような場面も億感じました。

ラブレターだからこその親密さ

そのちょっと間口の狭い感じなのですが、やはり今作を監督したジュゼッペ・トルナトーレ個人としての愛が籠っているからではないでしょうか。

監督だけってわけではないですが、出てくる他の監督や俳優、そして歌手や作曲家たちがモリコーネ好きすぎるんですよ。

ハンス・ジマーやジョン・ウィリアムズすら天才的とほめそやすわけですが、個人的に好きなのはタランティーノ監督のインタビュー。

マカロニウエスタンでの音楽が好きすぎて、細かいところを身振り手振りとメロディを歌ってまで再現。

愛の強すぎる早口オタクになっててすごくかわいいです。

何度も逃したアカデミー賞、彼の「ヘイトフル・エイト」でモリコーネがついに受賞というのは本当にうれしかったでしょうね。

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で、私もモリコーネの音楽を愛していますよ。

「荒野の用心棒」のメロディ、「夕陽のガンマン」のオルゴール、そして伝説的な「続・夕陽のガンマン」のテーマ。

さらに「アンタッチャブル」も「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」、あのハーモニカの音色

学生時代に映画を見て聞き、耳で惚れ込んでCD買って聴きまくったその音楽。それがスクリーン見ながら流れるだけでテンション上がります。

紐解くべき対象

しかし今回のドキュメンタリーで気になってしまったのが、その思い入れとかノスタルジーに寄りかかる面が強く感じた点です。

実に2時間半を超える上映時間にて、時系列を追ってモリコーネの音楽、仕事を振り返っていきますが、正直長く感じました。

良くも悪くも実直なのですよね。

一部、モリコーネの音楽と別バージョンを同じ映画のシーンに重ねて比較する部分などもありましたが、基本的には仕事の階層という面が多い。

作家はその作品に人物が込められていると思います。

本人にどうこうよりも、もっともっとその作品つまりは音楽自体を紐解いていってほしかった気がします。

それは同じ業界で仕事をしていて、面識のある人と、その作品のみしか繋がるツールのない観客との差異なのかもしれません。

いずれにしても、モリコーネが自分自身の世界をもって映画音楽と向き合い、そして映画音楽そのものを変容させてしまった偉業を伝えるにはまあ十分かと思います。

彼が素朴であり地道であり、そして自分自身を変えないことは、OPの静かながらメトロノームのように着実なストレッチに示されていました。

熱量がある方ならなんとか、特になければ長いと感じてしまうかという印象でした。

今回の感想は短めですが以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ではまた。

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