「キャビン」(2012)

  • 監督:ドリュー・ゴダード
  • 脚本:ジョス・ウェドン、ドリュー・ゴダード
  • 製作:ジョス・ウェドン
  • 製作総指揮:ジェイソン・クラーク
  • 音楽:デヴィッド・ジュリアン
  • 撮影:ピーター・デミング
  • 編集:リサ・ラセック
  • 出演:クリステン・コノリー、フラン・クランツ、クリス・ヘムズワース、アンナ・ハッチソン、ジェシー・ウィリアムズ、リチャード・ジェンキンス、ブラッドリー・ウィットフォード 他

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TVシリーズ「LOST」や「オデッセイ」(2015)の脚本で知られるドリュー・ゴダード監督が描くホラー映画。

山奥の別荘で週末を過ごそうとする5人の若者が、怪物に襲われ惨殺されていくものの、それらの状況を管理する謎の組織がいるというメタ的ホラーです。

出演するのはクリステン・コノリー、フラン・クランツ、クリス・ヘムズワースなど。

その設定の新鮮さやホラー映画作品への敬意など含めて結構評価の良い作品で、ずっと前から話には聞いていたのですが、結局10年くらいたって初めて鑑賞しました。

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大学生のデイナは友人たち4人と共に、週末を山奥の別荘で過ごす計画があった。

道中のガソリンスタンドで、妙な男からこの先にある小屋に行ったものは多くいても、誰一人戻ってきていないと、不穏な話をされる5人だが、頭のおかしい奴だと相手にしなかった。

山小屋で酒を飲み音楽をかけ葉っぱを吸い楽しむ5人だったが、謎の地下室を見つける。そこにはいろいろな骨とう品が並べてあり、ある少女の日記があった。

デイナがその日記にあるラテン語を読み上げると、森の中でゾンビが目覚める。そしてゾンビは次々にデイナたちに襲い掛かってきたのだ。

パニックになるデイナたちだが、その様子をあらゆる角度から観察し、”進行”させている謎の組織があった。

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大学生が別荘遊び。そこで化け物に惨殺されていく。

まず金髪ビッチがむごたらしく殺され、イケメンマッチョが奮闘、アホが意外に謎を暴いていき、処女の子はなんとか生き延びて・・・

なんとまあありきたりかつお約束の展開でありますが、それがそうあるべきであるという設定をくっつけるというフレッシュな脚本を作り上げるのには感心です。

ホラーのお決まりの展開を、そういう筋書きだからとメタ的に全肯定し、おかげで陳腐さはかき消されます。

むしろ、シナリオとちょっと変わった展開をすると慌てふためく組織の方が、毎年恒例の社内イベントを任された部署っぽくて笑えて仕方ない。

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とにかくこの作品は大胆です。

メタ的な視点が囲い込む中で、どこかホラー映画好きの鑑賞会を思い起こさせますし、またホラー映画というジャンルで製作にいそしむ映画作りの舞台裏にも見えてきます。

実際のところ、設定のおかげで怖くはないんです。外側というのが見られますから。ただ、ホラー映画って、結局人死にをみて楽しんでいるような部分もあるわけです。

そう、楽しければいい。

オリジナルのモンスターこそいないんですが、まあ造形面では多種多様に頑張っている化け物どもが、わんさか出てきて大量殺戮パーティ。

数々のホラーの歴史オマージュは米国内だけにとどまらず、Jホラーにまで目配せしていて(”日本人が休暇なんて取るわけない”っての苦笑い)、ホラーファンならなおの事楽しいでしょう。

そういう意味ではジャンルに馴染みのない方にとってはそのツイストの効き方が面白く、ホラーやモンスター、スラッシャー映画を愛する人にとっては、追い続けてきた外側からの目を体験できます。

大分遅くになってしまったのですが、ユニークかつフレッシュなホラーで楽しめました。

あまりいないとは思いますが、もしまだ見ていなければおススメの作品ですね。

今回は短めの感想になりますが、以上です。

それではまた次の記事で。

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