「ザ・プレデター」(2018)

  • 監督:シェーン・ブラック
  • 脚本:シェーン・ブラック、フレッド・デッカー
  • 原案:ジム・トーマス、ジョン・トーマス
  • 製作:ジョン・デイヴィス、ローレンス・ゴードン、ジョエル・シルバー
  • 音楽:ヘンリー・ジャックマン
  • 撮影:ラリー・フォン
  • 編集:ハリー・B・ミラー3世
  • 出演:ボイド・ホルブルック、トレヴァンテ・ローズ、ジェイコブ・トレンブレイ、オリヴィア・マン、キーガン=マイケル・キー、トーマス・ジェーン、アルフィー・アレン、スターリング・K・ブラウン 他

1987年のジョン・マクティアナン監督による「プレデター」から、その後続編やエイリアンシリーズとのコラボなどもあった、人気のモンスターであるプレデター。

映画史に残るこの怪物が、第1作目からの正規の続編として、またスクリーンに帰ってきました。

そして監督は、その第1作目にも出演し、その後「アイアンマン3」(2013)「ナイス・ガイズ!」(22016)のシェーン・ブラックが担当です。

主演には、「ローガン」(22017)でウルヴァリンを追い詰める冷酷な傭兵を演じたボイド・ホルブルック。

彼のチームとなる元軍人たちには、「ムーンライト」(2016)のトレヴァンテ・ローズや「ジョン・ウィック」(2014)のアルフィー・アレン。

そして主人公の息子には「ルーム」(2015)「ワンダー 君は太陽」(2017)のジェイコブ・トレンブレイが出てます。

またプレデターを研究する人間に、「ブラックパンサー」(2018)のスターリング・K・ブラウンや「X-men アポカリプス」(2016)のオリヴィア・マンも出演しています。

プレデターシリーズもいろいろなタイミングで目にする機会があるからか、客層広めでなかなか混んでいました。私実はプレデタースクリーンで観るの初めてでしたw

メキシコ麻薬カルテルの捜査任務に加わっていたスナイパーのマッケナは、取引を監視する最中に森に謎の飛行物体が落下するのを目撃。

墜落現場の残骸を調査していると、乗っていたと思われるエイリアンに襲撃され、仲間の隊員が殺されてしまう。

エイリアンの武器を使用して辛くも何を脱したマッケナは、船にあったマスクを回収し自分の私書箱へと送るのだった。

一方で、エイリアンを研究する機関スターゲイトは、マッケナが倒したエイリアンを研究所へと連れて行き、その目的やテクノロジーを解き明かそうとしていた。

「プレデターズ」を入れて考えれば、プレデターがスクリーンで暴れるのは8年ぶり。しかしシュワちゃんの始まりの時系列とつながっているということで、今回はオリジナルの話もちょくちょく出てきます。

そこで特徴的なのが、今作の雰囲気と言うか、全体のトーン。

2018年にしては、第1作目の80年代アクションを色濃く感じる作風になっていました。

端的に言うとこの作品、とにかく会話が下品、人物がクソッたれ、血と臓物が過剰かつ人間の命が紙くずなみに軽い。

あのジェイコブ・トレンブレイ君にFワードを使わせた功績もさることながら、もうFワードなしには会話ができないんじゃないかと言うくらいに台詞が下品。

倫理とかPCとかそんなものは無視して、とにかく突っ走るモンスター映画でして、2018年の作品とは思えない、まるで80年代に撮られたかのような空気なんです。

念入りな組み立てもあまりせずに、さっそくプレデターさんが暴れまわるラボでのシーン。

もう笑えてきます。最近だと殺人鬼とかの映画でもここまでしないよってくらいの血しぶきの量で、人間なんて次々放り投げて死んでいく。

ここまでくると笑顔で観ていられます。怖いとか、グロイとかじゃなくて、清々しいんですよ。

世界拡張とか、プレデターVSプレデターとか、仕込まれているプロットは意外に多かったんですけども、どれもそこまで興味が沸かず、というか、今作自体も主人公をはじめとした、この世界で居場所もなくどん底どん詰まりの野郎共にフォーカスしていたと思います。

戦場も失って、施設行きの彼らの前に現れたプレデターは、ある意味彼らがその生に意味を見いだし、そして生きたことを証明するためのチャンスでもあったのだろうと。

どのキャラも、その去り際に印象強さが置かれていました。

何かしらの特徴とか、きっかけの部分に死が置かれていて、なんだか懐かしい捨て台詞などもあります。トレヴァンテ・ローズ演じるネブラスカの死に様とか、最近見なくなったなぁと、しみじみ。

深いこととか、家族とか、種族と遺伝子操作とか、どうでも良いしやはり薄いです。

まあプレデターさんがしっかり暴れて、あきれちゃう血の量と命の軽さ含め、アクション映画が気楽だった頃の感覚が楽しめたかと思いますね。

あと一点、宇宙船のバリアでの演出や仕掛けは個人的に新鮮で良いアイディアだったと感じます。

「ナイス・ガイズ!」とかみたいなジャンルの到達点っぽさはないですが、「アイアンマン3」方向でのノリに近いと思います。いろんな意味であとを引かない作品でした。

感想はあっさりめで。それではまた。

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