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2024年上半期映画ランキングベスト10 My 10 Best Films of 2024 so far

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2024年上半期映画ランキングベスト10

2024年も半分が終わりましたので、今の時点での振り返りもかねて上半期の映画ベストを10本選出しておきます。

全体に映画館鑑賞が減ってしまい、上半期は45本くらい?の鑑賞です。配信では80くらい観たのでなんかバランス悪い感じです。今回のランキングは映画館で鑑賞した作品に限っていて、今年に入ってから鑑賞した作品になります。

poor-things-2023-movie-emma-stone-Yorgos-Lanthimos

第1位はヨルゴス・ランティモス監督の「哀れないるものたち」

今年の初めに観てから、これはベストで決まったかなと思っていて、その後も多くのいい作品に出会いつつ、上半期トップだったのは変わらず。

衣装や舞台美術、撮影などの全てが高いレベルであることに加えて、演者の良さも脚本も、そして素晴らしい解放もありお気に入りの作品になりました。

the-quiet-girl-2022-movie

「コット、はじまりの夏」については私が好きなタイプの映画だというのも大きい。静かで繊細な作品。「パターソン」とか「わたしの叔父さん」とか。

静謐さと美しい映像、また主演のキャサリン・クリンチの透き通った存在感もすばらしかったです。

the-iron-claw-2023-movie

ザック・エフロンの「アイアンクロー」については、観ているのは本当につらい作品ですが、こちらにも魂の癒しがありました。

最後の”I used to be a brother.”が本当に胸の裂ける思いでした。

first-cow-2019-movie-kelly-Reichardt

ケリー・ライカート監督の「ファースト・カウ」は実際には昨年末航海のため、ランキングに入れるべきか迷いましたが、年明け早くに観て本当になんというか、余韻がすごかったのが今でも思い出せるのでランクイン。

奇妙な二人の友情。人生に必要な大切なもの。この映画も結構静かなんですが、純化された豊かさみたいなものが自分に流れ込んできました。

past-lives-movie-2023

「パスト ライブス/再会」も余韻のすごかった作品の一つです。3人の男女、トライアングルの関係性を見事なまでに円環をもってまとめ上げてしまうセリーヌ・ソン監督に感服。

すごく深い人生に対する洞察と、何もかもを肯定しそれが正しい運命であるという優しさも感じることができた非常に美しい作品でした。

20-days-in-mariupol-2023-documentary-movie

鑑賞したことの重要さみたいなものが計り知れアナイほど大きいドキュメンタリー。ひとつの映画としての素晴らしさもありますが、重要度でいえばこの上ないのかもしれません。

あまりに悲痛でしたし、このドキュメンタリーを観ている間何度も泣いてしまいました。何となく眺めていただけのニュースの、その記事になる前までの繋がりを持った事実をみせられたとき、視聴者から目撃者になった気がします。

Drive-Away-Dolls-2024-movie

イーサン・コーエン監督単独デビュー作品「ドライブアウェイ・ドールズ」もラインクイン。この作品、きっと世間的にはぜんぜん評価高くないでしょうね。批評面でも良くない感じですし。でも私は気に入りました。

不真面目を徹底的にまじめにやっていく作品制作のスタイルとか、ハチャメチャでエッジが効いている初期作品みたいな手触りとか。時代設定背景からみたクィアにとってのこの度の意味なんかも結構深く楽しめましたし。

the-first-omen-movie-2024

ここにきてオーメンのプリクエルです。ホラー映画って好きなジャンルなんですが、いろいろとあった中で今作がお気に入り。オリジナルへのつなぎ方だったり、前日譚としての完成度も高いですし、女性への抑圧や教会の権威に関して風刺が織り込まれているのも良い。

また主演のネル・タイガー・フリーが圧巻だったのです。美しく純情で、妖艶で野性的。うまく行ってるのは彼女のおかげも大いにあると思います。

zone-of-interest-movie-2023

ホラー映画といえばおそらく最も怖かったのは、このジョナサン・グレイザー監督の悪夢。実は「マリウポリの20日間」や最近見た「ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命」にも通じる、現代社会における無関心や傍観への鋭い批判が入っている作品は、最近本当に多いと思います。

ウクライナも長期化し、今ガザでは虐殺が行われている。人類史上最悪のジェノサイドにおいてすら、その真横で何食わぬ顔で生活し家庭を築いてしまうのが、人間の残酷なところ。遠い国のことだからなんてことは言えない。

anatomy-of-a-fall-2023-movie

続いてサンドラ・ヒュラー出演作になりますが、人間とは理解できないものであり、他者とは永遠の謎と示すこの「落下の解剖学」も良い作品でした。

他人同士の究極の形、夫婦を舞台に、理解の及ばなさを性差別なども入れ込みつつ浮き彫りにした見事な映画です。

何となく優等生がそろっていますが、実はちょっとアレな作品でも好きなものが多かったのが24年上半期の印象。みんなからボロクソ言われてましたが、テーマ性だったりで「マダム・ウェブ」もかなり好きなんです。まあ2回観ろと言われら分からない感じしますけど。

昨年映画祭で鑑賞したために「異人たち」は入れて言いないのですが、本当に素晴らしい作品だと思っています。あと、SFですが「VESPER/ヴェスパー」も結構世界観作りこまれていて良かったです。

ワーストとしてあげないですが、がっかりした映画は「アクアマン 失われた王国」「猿の惑星/キングダム」あたりかな。

下半期もまた楽しみにしていきたいです。すでに7月の初めに「フェラーリ」、「スクラッパー」、「シャーリィ」などがあります。「デッドプール&ウルヴァリン」も控えていますしね。

というわけで、2024年上半期のまとめでした。ランキング決めていくときって意外とテキトーになってしまいます。時間がたつほどに、実は自分にとって大切な作品ってわかるものですからね。

それに気付けるようにするためにも、もっと本数観ていかないとなと思いました。それではまた。

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